【学生コンペ結果】これからの30年を見据えた、人・地域・環境から末永く愛される賃貸マンション 学生デザインコンペティション
昨年9月より募集しておりました、冨坂建設の賃貸マンション「キャッスルシリーズ」30周年記念
これからの30年先を見据えた、人・地域・環境から末永く愛される賃貸マンション
学生デザインコンペティションに多数のご応募をいただき、誠にありがとうございます。
厳正なる審査の結果、入賞作品が決定いたしました!!
※掲載は順不同、学年は応募時となっておりますがご了承ください。
最優秀賞「温故知新」
鹿児島工業高等専門学校
荊原 久美子 様(3年)・水流 瑞季 様(3年)・平川 善介 様(3年)・柴田 夏希空 様(3年)・鶴薗 颯太 様(3年)・廣森 敬士 様(3年)・近藤 瑛奈 様(3年)
審査員コメント「集合住宅を一体的な箱ではなく、中規模の箱と小さな切妻に分け、周囲の町並みと連続するように群配置したのが特徴的。その路地に立体的な界隈性をもたらすであろう、大きな出窓のような突起室と多くの窓による構成が面白い。地域性の継承と新たなコミュニティ創出を両立する可能性を感じた。(田中)」
優秀賞「nR+common」
九州大学 芸術工学府 芸術工学専攻 環境設計コース
井手 美里 様(修士1年)・篠原 莉子 様(修士1年)
審査員コメント「DK部分が外部に開かれた最低限の住戸空間、増減可能な私空間R、これら空間とは別に用意されたcommon空間と共用水回りなど、多様な空間を自由に選択して居住領域を拡張できるという空間システムが非常に魅力的だと評価された。(内田)」
特別賞(3点)
特別賞①「密に依る暮らし」
九州大学 工学部 建築学科
海江田 理純 様(学部3年)・シュレスターアカシ様(学部3年)
審査員コメント「木造密集地域の区画内部にRC造集合住宅を挿入することで、火災延焼を防ぎながら路地空間等の魅力は維持するという本作品のアイデアは、RC造の耐火特性を活かす集合住宅建設の新しい可能性を考えさせてくれた案でした。(内田)」
特別賞②「CONECT~丘でつながる暮らしと街~」
鹿児島工業高等専門学校
稲葉 陽大 様(4年)・村山 伶菜 様(4年)・比良香蓮 様(4年)・福永 大翔 様(4年)
審査員コメント「地方の駅前というサイト設定が秀逸です。「まちの中に住まいをつくる」ことで、駅前が賑やかなひとつの丘のようになりました。複雑な雑居・混居の提案も示唆的で、「住まいの中にまちをつくる」ことにもつながっています。ピロティ下部への開放性がもう少しほしかったところです。(田上)」
特別賞③「水を以て、家と為す。」
九州大学
武藤 洋輔 様(学部3年)・米田 律輝 様(学部4年)・水川 裕紀子 様(修士1年)・大池 岳 様(学部3年)
福岡大学
濵髙志帆 様(学部3年)
審査員コメント「地球温暖化により水没が危惧される佐賀平野において、30年の水位変化をポジティブに受け止め、コンクリート基壇による「地形」が多彩な水との共生をつくり出そうとする独創性と緻密な計画を評価した。基壇上の住宅と水との関係にさらなる工夫があると良かった。(田中)」
奨励賞(4点)
奨励賞①「W MANSION」
九州大学
汪 胤祺 様(芸術工学府 博士1年)・孫 逸達 様(芸術工学府 博士1年)・于 思哲 様(人間環境学府 修士研究生)
審査員コメント「 RC造の特性を生かしたきれいな扇形・階段状の造形で、Wスペースはコロナ過を経たからこそ出た交流のあるリモートワークの提案でした。ただ屋上が近隣への開放の為、住戸との結びつきが少し希薄になったのが惜しまれます。(森)」
奨励賞②「二世帯生活~縁側が生む間隔と感覚~」
崇城大学
菊池 理子 様(学部3年)・入山 陶子 様(学部3年)・後藤 大空 様(学部3年)・杉本 あかり 様(学部3年)
審査員コメント「少子高齢化社会の集合住宅で「親と子」の二世帯生活に着目し、家族構成や趣味など入居者ニーズとライフスタイルの変化に配慮した提案力を評価した。そしてプライバシーと適度な間隔として縁側を設け、更に、親と子、孫との繋がりを作り出す共有スペースとしている点が良かった。居室の採光、地域交流との工夫が有るともっと良かった。(戸田)」
奨励賞③「壊すと作る」
九州大学 人間環境学府
浦松 瑠也 様(修士1年)
審査員コメント「施工の安全性に不安が残る案ですが、表紙のパースがとても力強く、魅力的に表現されています。壊すと作る手法と環境への配慮等工夫が込められていて、入居者の集合住宅に対する愛情は最も高くなりそうだと感じられます。(森)」
奨励賞④「個性を飾る、棚的集合住宅」
九州大学大学院 芸術工学府 芸術工学専攻 環境設計コース
重留里咲 様(修士1年)・田井明良 様(修士1年)
審査員コメント「それぞれの入居者が「棚」に趣味の作品や仕事の商品を詰込み、住民同士のコミュニティが生れ更に、交流から住民が共同し仕事(商品)を創り出す集合住宅の提案を評価した。又、地域住民の交流の為のCAFEやSHOP・OFFICEも配慮された計画で良かった。入居者のプライバシーの住み分けと空調関係と構造的な納まりが気になった。(戸田)」
他にも素晴らしい作品ばかりで、審査会では審査員一同、迷いに迷った結果となりました。
この度は多数のご応募をいただき、誠にありがとうございました。
受賞された方の表彰および発表会の詳細につきましては、個別にご連絡いたします。
審査会の様子